<注意>最新ネタバレあり

何かを本気で目指し、ようやくそれを達成した瞬間。 達成感と誇らしさに包まれた……その“すぐあと”に、 なぜか心が止まってしまった経験はありませんか?

■ブルーロック・凪誠士郎の”静かな脱落”が示すもの

漫画『ブルーロック』で、天才FW・凪誠士郎がランキング24位で脱落する衝撃展開が描かれました。

「潔を倒す」という初めての“本気の目標”を達成した凪は、いままであった熱量がなくなり、無気力な状態が続きました。 それは、現実のアスリートや受験生、ビジネスパーソンにも起こりうる”燃え尽き”── つまり、燃え尽き症候群(バーンアウト)です。


■成功にも副作用がある──”満足”が人を止める理由

燃え尽き症候群(バーンアウト)には、2つのパターンがあります。

  • 失敗が続き心が折れる「諦めのバーンアウト」
  • 成功による「満足のバーンアウト」 があります。

凪が陥ったのは、後者。 目標を叶えた瞬間、脳が「もう頑張らなくていい」と判断してしまう状態です。 これは受験合格後の無気力や、昇進後の不調など、誰の身にも起こり得るものです。
この“成功の副作用”を乗り越えるためには、脳の仕組みを正しく理解する必要があります。


■じゃあ、どうすればいい?──1つだけ問いかけるとしたら

私たちブレインメンタルトレーナーが現場で伝えていることは、とてもシンプルです。

“目の前の目標の、その先にある景色を描こう”

ゴールではなく、通過点にする。 その視点があるだけで、脳は「動き続ける理由」を見失いません。

凪の敗因を「満足」と指摘する絵心!ドヤ顔です。

©ブルーロック【第299話】「BLUE TEARS」より 原作:金城宗幸/漫画:ノ村優介、講談社

■“未来にワクワクすること”が再起のエネルギーに

高校生活に戻った凪は、ブルーロックに「戻りたい」と涙を見せました。その姿から感じたのは、「やりたい」という内発的な想いが戻ってきたということ。それこそが、再起の兆しです。

ワクワクする未来を描けたとき、人はもう一度走り出せます。
それは凪に限らず、私たちすべてに共通する“行動の源”だと思います。


■もっと深く知りたい方へ──noteで詳しく解説中

凪誠士郎の“脱落”がなぜ起きたのか、脳科学やメンタルトレーニングの視点から「燃え尽き症候群(バーンアウト)について詳しく解説しています。 より深いインサイトを知りたい方は、ぜひこちらをご覧ください。(3000文字)

【ブルーロック】凪誠士郎にみる“満足”の落とし穴──燃え尽き症候群(バーンアウト)を防ぐヒント

■燃え尽き症候群にならないために

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