セミナーや研修で、経営者・管理者・指導者の方から、
「『褒めて伸ばす』といわれても、『図に乗る』『つけあがる』のではないか?」と質問を頂きますが、

勿論、闇雲に褒めればよいわけじゃないんです。
褒めて図に乗るだけなら、それは褒め方が間違ってるんです。
また、無理に褒める必要もありません。

褒めるのは「行動です」
良かった行動、続けて欲しい行動を、出来るだけ具体的に褒めます。

例えばビジネスで、営業成績に対して「すごいね」と言うよりも
「この結果がでたのは、普段からお客様に誠実に対応してたからだね」
と褒めます。

【マズローの欲求5段階】に「承認欲求」というのがあります。

「自分の存在価値を認めてもらいたい」という欲求です。
この欲求には慣れがないので、何回使っても効果は得られます。

例えば、SNSの「いいね!」も、この「承認欲求」を刺激されます。
だから「いいね!」の数が気になりますし、「いいね!」をいくらもらっても
満足して終わる。と言う事がないのを見ても分かると思います。

また、「承認欲求」の効果を更にあげるには、メールなどの文で褒めると効果的です。
褒めて頂いたメールとか、読み返すことないですか?
私は、読みかえしちゃいますよ^^!

因みにこれは、お子さんを褒めるときも同様です。
テストの点を褒めるのではなく、そこに至るまでの勉強したことを褒めます。

褒めるときは、良かった行動を具体的に細かく褒めて、相手の承認欲求を満たすことがポイントです。