本当に多くの方が、感染防止のルールーを守って生活をしています。
しかし、ニュースを見ていて、「それ、感染するかも…と言われている行為じゃん」と、不思議に思う事ありませんか? 私たちの脳の仕組みにも関係があります。

まず「リスキーシフト」…言葉はしらなくても
「赤信号みんなで渡れば怖くない」という言葉は、聞いたことがあると思います。

普段、ひとりではルールを守る人なのに、集団になると平気でリスクを冒すことです。
これは、集団の中にいて、周囲と同意が生れた気がする「錯覚」です。

今のコロナ禍では、複数人参加の飲み会などで、感染防止ルール守らない行為もリスキーシフトです。周りもマスクしてないし、皆知り合いだし大丈夫だろう…と…「錯覚」してしまう。

そして、この「大丈夫だろう」。
災害などでも「自分だけは大丈夫だ」と警戒や対処をおろそかにしてしまう認知バイアスの1つ「楽観バイアス」があります。逃げる必要があるのに、「大丈夫だ」と思い込んでしまう心理です。

リスクに直面すると恐怖などから、強いストレスが発生します。そのストレスを緩和するために、「周囲に感染者がいないから大丈夫だろう」「自分は若いから大丈夫だろう」「自分は大丈夫だろう」と根拠がないのに信じてしまいます。

そこに油断が生じるのです。
「楽観バイアスは」私たち誰でも持っている認知バイアスです。
私も根拠なく「大丈夫」と思う事があります。大事なのは、そう思った瞬間、「楽観バイアスだ」と気付くことです。神経質になる必要はありませんが、気が付くことで、「やるべき感染防止ルールを忘れない」ということです。

「楽観バイアス」、リスクが高い時ほど気をつける認知バイアスです。