今日は営業で社内Topを目指す女性との初顔合わせ。
自力で成績をあげて来た方だけあって、目標達成に必要なプラス思考をお持ちでした。
これが全ての基礎になるので、脳の仕組みを学べば、成績UPは加速間違いなし。
Topを目指す壁の克服のためのコンサルでした。
雑談の中で、疑問に思っていたことがあるということで
メンタルトレーニングは役に立たない？！
「毎朝、会社で”メンタルトレーニング”をしているんですが、職場内でびっくりするほど効果がないんです」
「メンタルトレーニングってこの程度のものなんだ」と思っていました。
実は、私も会社員のときに、
会社の研修で「メンタルトレーニング」なるものを受けてきましたが、役にたったと思ったことがありませんでした。
私自身も「メンタルトレーニングは役に立たない」と思っている派でした。
本来の「メンタルトレーニング」とは
一般的に心に関するトレーニングを広義で「メンタルトレーニング」と呼んでいますが、
本来の「メンタルトレーニング」とは「発揮能力」といって、今の自分が持っている力を本番で100％出すためのトレーニングです。
例えば、ピアノ発表会で自分が持っている力が50なら、50％全てを出し、力が100あれば、100％を出し切るためのトレーニングです。
*50を100に底上げするのは、ブレイントレーニングです。
「自分は出来る」と復唱するものの…
会社では「自分は出来る」と書いた紙を渡され、毎朝、復唱するそうです。
これは「アファメーション」といって、潜在意識へ、自分がどうなりたいのか刷り込みを行う手法です。
結論からいえば「自分は出来る」と思わなければ、何事も成せないのは事実です。
上司の方はセミナーなどに参加されて、得た知識なのかもしれませんが、基本的な部分が全て抜け落ちています。
「紙を渡して言わせる」というのは、その部分だけ、聞きかじったものを社員に強制しているだけで、効果は期待できません。
100歩譲って、カリスマ講師が自分を慕う受講生に向けて復唱させれば効果が見込めます。
しかし、これは、カルト要素が入っていて、私は怖いと感じてしまいます。
なぜ「出来る」と思う必要があるのか、なぜ復唱するのか、
逆に、なぜ、今の状態では「出来る」と思えないのか。
ポイントは『口では「出来る」と言っても、自分の脳は自分の本心を知っている』ということです。
なぜ「出来る」と思う必要があるのかは、脳の仕組みに関係があります。
ここを上司が理解しているなら、マイナス思考が多いと思われる職場にこの方法はとりません。
アファメーションも役に立たないのではなくて、他に必要なことが全く［足りない」のです。
「メンタルトレーニングとは」、「ブレイントレーニングとは」、を、改めてしっかり伝えて行こうと誓いました。
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